企業が良くSOHO向けなんとかといった商品を開発し、発売します。
その場合のSOHOというのは、中小企業・個人事業者を想定しているのではないかと思われます。 企業が「法人」として相手するのは恐らく大手企業と呼ばれるある程度の規模である会社だからです。
今まではそのような企業を顧客にしておく方が(一度の受注額がとても高い、もしくは年間を通じての取引額がとても高いので)売上も利益もあがり、そのビジネスのやり方が一番効率的だったに違いありません。
しかしこの不景気な世の中となっては、さすがの大手企業も経費の削減を行いますし、また余分なことへの投資や物品の購入も自粛します。
となると今までのやり方ではビジネスが成立しない。新しい顧客を見つけなくてはならない。 今まではピラミッドで言う、上の層だけを相手にしてきたものを、市場を広げるために下の層に降りてこなくてはならない。
それで「SOHO」向け商品の開発・発売となるのです。
今までお客として意識していなかった「SOHO」にどういうニーズがあるのか。
その調査が綿密に行われたとは思えません。と、言いますか行えない(行いにくい)のが現実なのです。 なぜなら、誰もが「SOHO」についてきちんと語りきれないし、それゆえ実態もわかりづらいものだからです。 それに「SOHO」というのが果たして市場の中に認められるのか?という疑問も出てきます。
SOHOには情報通信ネットワークは必要不可欠です。そういった意味では、これらに関する商品には、SOHO市場があると言えるでしょう。 その他は?自分らしく豊かな生活を送ろうとするSOHOには、確固たるこだわりのある商品に購入意欲が沸くのではないでしょうか?その時々のブームに乗るのではなく、自分らしさを追求し、自分にぴったりくるものを捜し求める。例えて言うならば、デパートやスーパーではなく、専門店(セレクトショップ)や小売店。そんなところにSOHOが求める商品がある、そんなイメージはありませんか?