★共著で出版
こうしてゴーストライターをやる了承もらおうと、ランチェスター経営(株)の竹田先生に「出版社から私にゴーストライターをと言う話がありました」とFAXを送る直前、ふと、今回の本は全国発売。一世一代のチャンスです。思い切って「・・・できれば、共著にしてもらえませんか?」と一言付け加え、流しました。大先生には失礼な申し出。
しかし、忘れもしません。送ってわずか3分後、受信のFAXがカタカタと。見ると「今回の本は初心者向けの本。あなたが好きに書きなさい。共著どころか、私の名前は<監修>で小さ~くどこかに入ればいいです」。
それを見て、妻と2人で「やった~!!!!」と大騒ぎ。しかし、今度は出版社側に承諾をもらわねばなりません。
いろいろ考え、「竹田先生から、今回は共著でという話があるんですが、どうでしょう?」とメール流すと、フォレスト出版の太田社長から「・・・いいですよ。ただし、竹田先生の名前が大きく、栢野さんの名前は一回り小さくなりますが、それでもいいですか?」と。小さくも何も、名前が出るだけでラッキー。またも妻と2人で「やったーーー!!」と大喜び。「小さな会社★儲けのルール/ランチェスター経営7つの成功戦略」の原稿にとりかかりました。
★筆が進まない
最初は竹田先生が以前に中経出版から出していた「独立を考えたら読む本」のリメイク版をと言われていました。弱者必勝のランチェスター戦略に基づき、独立起業を目指す人向けの成功戦略をわかりやすく・・・と。でも、まったく同じでは意味がない。やるなら、オリジナリティを出したい。
そこで出てきたのが、在る意味では簡単なアイデアですが、成功戦略に沿って、なるべく沢山の事例を入れようということ。幸い、私は12年前から毎月「九州ベンチャー大学」をやっていて、それまで約100人のゲストを呼んでましたが、その中にはランチェスター戦略で成功した社長ももの凄く多い。竹田先生の戦略理論+生の事例を実名でと骨子は決まり、2002年6月から書き始めました。しかし、いざ書き始めると、これが全く進まない。毎日毎日頭を抱え、またも鬱状態になり、途方に暮れました・・・。