★広告効果は文章で大きく変わる
この聖心美容外科の販促広告で手応えを感じた私は、「広告効果は知名度やロゴマークや写真ではなく、中身の文章次第で大きく変わる」と確信を持ち、その後も自分で営業で取ってきた新規の求人&営業広告&チラシ&パンフレットなど、全部を自分でコピー作成しました。普通の営業マンは、当然ですが制作にふりますネ。営業も制作も自分でやるのは効率が悪すぎますからね。ただ、結果として良かったのは、当時在籍していた広告代理店(株)アド通信社は良くも悪くも放任主義。数字をあげれば何をやってもいいという環境で、私も好きにやらせてもらいましたね。だから、日々の営業活動も仕事が取れるか否かではなく、この社長に会ってみたいということを極力最優先にしました。
新規開拓営業はキツイですが、営業と称して誰にでも会える。注文がもらえなくても、その社長の人生が聞ければ儲けもんだ。そんな感じで会ったのが、お酢や青汁の「やずや」の矢頭社長、冷凍たこ焼きの「八ちゃん堂」川邊社長、旅行ベンチャー「HIS」九州本部長の大野さん、「カギの救急車」上野社長、「ランチェスター経営」竹田社長、ラーメンの「博多一風堂」河原社長、明太子の元祖「ふくや」川原社長、ホワイトデーを創案した「石村萬盛堂」石村社長、仏壇の「はせがわ」長谷川社長らです。
「やずや」などを除くと、仕事の関係はナシ。主には私が当時やっていたビジネスセミナー交流会の「九州ベンチャー大学」のゲスト講師に来てもらい、その後は月に1回くらい会って雑談をする仲になってもらいました。
★雑談担当
私は名刺に「代表取締役 雑談担当」と入れているんですが、これはまあ、最初は社長とは言え実態は妻と2人の弱小株式会社。とても社長、経営者とはいえない。
だからテレも含めての名称ですが、仕事ではない雑談が大好きなんですね。また、「営業」と入れるのも、なんか売り込みみたいで抵抗がある。雑談ならお互い気軽だし、まあ、すべては雑談からですからね。
この方針は今も変わらず、毎月の半分は講演や単発コンサルに行きますが、本当の仕事は雑談を通じて相手の悩みや状況や隠れた原因を聞きだし、私のノウハウや今までの人脈の事例を話すのが自分の役目の一つだと、なにやら天命のようなものを感じています。